「レントゲン室の壁の中は、まるで秘密基地!?」
豆知識
こんにちは!!建設部の田中です!!
今回は、ちょうど工事をしている建物のとある部屋の裏話をご紹介します!
病院でレントゲンを撮るとき、みなさんは何を思いますか?
「ちょっと眩しいな」とか「早く終わらないかな」くらいでしょうか。
でも実はあのレントゲン室、見えないところで とんでもない秘密 が隠されています。
こちらが工事中のレントゲン室の写真。
一見すると普通の木の骨組み…ですが、ところどころに銀色の板が仕込まれています。
これこそが 鉛を支える下地!
なぜ鉛??
それはもちろん、レントゲンのX線を外に漏らさないため。
鉛はX線をブロックするスーパーヒーローみたいな存在なんです。
でもここで問題がひとつ。
鉛のボードは…とにかく重たい!(1枚当たり約50㎏)
運ぶたびに職人さんの口から「よいしょぉぉ!」と掛け声が飛び出します。
現場はもう半分ジムみたいなものです(笑)
さらに厄介なのが施工精度。
鉛ボードにほんの少しでもすき間があると、そこがX線の抜け道になってしまう。
だから張り付け作業は、まるで 巨大なパズル合わせ。
「あと1ミリ寄せて!」「いや、そのままだと光が漏れるぞ!」なんてやり取りが飛び交います。
天井にも鉛を張り込むので、見上げながらの作業は首と腕の大勝負。
「筋肉痛確定~!」と笑いながらも、実際は真剣そのもの。
そして完成すれば…
見た目は、ただの部屋。
でも中身は 鉛の鎧で守られた秘密基地 なんです。
次に病院でレントゲンを撮るときは、ちょっと思い出してみてください。
「この壁の中には、職人さんの汗と根気と、鉛のバリアが隠れてるんだなぁ」と😊